
あと半年、自然妊娠目指して頑張ろう、それでも駄目だったら病院にもう一度通おう。
人工授精は比較的安価だし何度か試せるかもしれない、けれども体外受精は出来ても1回ないし2回が限度だろう。
それでも駄目だったら二人で生きていこう。
私たち夫婦はそう決めました。
無期限に試みを続けるには精神的に苦しすぎたし、自分たちの収入と貯蓄を鑑みてもそれが妥当だと判断したからです。
今後の方針が決まり、夫への信用が回復した私は、随分と気が楽になりました。
そうなると、それまであれほどカリカリしていたことが恥ずかしくなってきます。
親友からの妊娠報告にも悔し涙を流し、「おめでとう」と返信メールを送れるまで半日かかるような状態でした。
他の人は子どもがいるかもしれない、でも子どもが出来ても別れる人もいる、家庭内不和なところもあるけれども、私にはこんなに信頼できる夫がいる、それで十分じゃないか、これ以上何を欲しがっていたのだろう、と思い始めていました。
お金だって時間だって今まで通り自由に使えるのです。
それはそれでありかもしれない、そんな風に受け止められるようになってきました。
気持ちに整理がつくと余裕も出来るもので、他人の幸せも素直に喜べるようになります。
相変わらずの「不妊症応援団」からの激励も、受け流せるようになっていました。
しかしあまりにしつこく言われた時には、「世の中ヤってもデキないことの方が多くないですか?」と大声で反論して少しだけ、報復成功! と自己満足したりもしました。
それでも毎月生理が来る度に酷く落ち込むことは止められませんでした。
そんな時に隣家から子どもの声などが響いて来ると、怒鳴りこみたい衝動に駆られたものです。
高温期は12日〜16日でほぼ一定、と言われていますが、どういうわけか私は16日以上続いてもその後生理が来ることもありました。
期待しては駄目だ、と自分に言い聞かせても、18日、19日、20日、21日、と高温期が続くと否応なしに気分は高揚します。
その度に「妊娠超初期症状」という単語でインターネットで調べてみては、当てはまる項目を探したりしました。
しかしこの妊娠超初期症状というのは、ほとんど生理前症候群(PMS)と同じ症状のようです。
それに気づいてからもこの検索癖は止まらず、夫には生温かい目で見られていました。
約束の6カ月も間近に迫り、周囲の有難迷惑な親切も日常的になっていた頃、私は上司から夕食の誘いを受けました。
前任の上司のやり方と全く違い、赴任当初はよく言い合いをしては怒鳴られこともあった還暦に近い女性の上司です。
また何か怒られるのだろうか、二人きりって気まずいな…、と思っていた私に、上司は突然、自分も子どもが出来なかったと告げました。
私が念願の赤ちゃんを授かった方法はこちら

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