二人目不妊は子どもがいるじゃない

2013年06月26日

二人目不妊は子どもがいるじゃない

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不妊治療中に周囲からの反応で傷つけられた体験は他にもあります。

二人目不妊の治療経験者たちからの言葉です。

二人目不妊とは、一人目は難なく授かったのに二人目以降が出来ない、という症状です。

この症状に悩んでいる方々は意外と多いらしく、7人の同僚の中にも2名ほどいらっしゃいました。

不妊であることに違いはありません。

実施される検査内容、治療内容はどちらも同じです。

検査、治療の経験者として彼女たちは私に様々な話をしてくれました。

しかし彼女たちと私の違いは、母親であるかそうでないか。

子どものいない不妊症の人間にとって最も大きな問題が横たわっていることを、彼女たちは気付かない様子でした。

「わたしも二人目が出来なくてね。何回か治療もしたんだけど年も年だしって諦めたんだ」

高校生になる一人娘のお母さんはそう言いました。

携帯電話のメモリーの中には数え切れないほどの娘さんの晴れ姿が登録されており、学校や何かの発表会がある度にいつも写メールで報告される方です。

「娘にババアと言われた」と言っては泣き、「娘の反抗期が終わった」と言っては涙ぐむ方でした。

一人しか授からなかった分、授かった一人娘さんが愛おしくて堪らないのだな、と傍から見ていても感じるほどでした。

子どものいない私には、それが自慢されているようにしか思えないことを彼女は気付いていません。

「わたしの方は夫が元気なくて。人口授精でようやく授かったの」

もう一人はそう話してくれました。

そして彼女は皆の前で、私にプレゼントがあると勿体つけて、とあるものを手渡しました。

「それを持っていると子どもが出来たって言って知り合いから回って来たの」

妊婦さんが描いたというザクロの絵でした。

「あら〜、よかったわねえ」

周りにいた同僚たちは笑顔でそう言っていました。

手渡した当人も満足気です。

さらに彼女は「○○病院っていう不妊専門外来あるでしょ? あそこでわたしは二人目出来たの。グループカウンセリングなんかもあってすごくいいわよ。でも二人目不妊の方はご遠慮願いますって言われてわたしは参加出来なかったのよね」と言っていました。

それはそうでしょう。

一人の子どもを難なく授かっていて既に母親になれている人には、一人も出来ない人の気持ちは想像できないからです。

同じ治療を受けていても立場が違い過ぎます。

彼氏いない歴3年の人と、彼氏いない歴年の数の人と、同じ話題で盛り上がれると思いますか。

彼女は盛り上がれると思っていたのでしょう。

親切心からの行為だと頭ではわかっていたのですが、気持ちがついていけませんでした。

どう考えても同情されているとしか感じられなかったのです。

同情している側の人たちは、それが同情だなどと思っていないかもしれません。

けれども同情を受けている側としては、惨めで、悔しくて、悲しくて、見て見ぬふりをされている方が、はるか上方から「大丈夫?」と手を伸ばすこともなく見下ろされるよりはずっとましだと思ってしまいました。

「ありがとうございます」とザクロの絵を受け取ったわたしの顔は引き攣っていたと思います。

ザクロの絵を破り捨てたい衝動と、「本当に赤ちゃんが出来るのかな」という情けない希望に板挟みにされながら、不妊症をカミングアウトしたことを後悔しました。

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posted by 不妊治療さとみ at 15:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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