
不妊治療中であることを告白した私に、友人たちは各々、慰めの言葉をかけてくれました。
「旦那さんがいるだけいいじゃない。結婚できたからこその悩みだと思うよ」
「膣洗浄すると出来るらしいよ。うちの奥さんもやったし病院でやってもらえば?」
「出来やすい体位とかあるみたいだよ」
「回数足りてないんじゃないの(笑)」
未婚の友人からの言葉には、私も迂闊だったと思いました。
彼女は私が若いお母さんに向けるのと似たような心境だったかもしれません。
それでも長い付き合いだし彼女ならわかってくれるのでは、と思っていた私は、以降彼女にこの話は出来なくなりました。
膣洗浄を提案してきたのは男性の友人でした。
二人の息子さんと生まれたばかりの一人娘のお父さんです。
男友達がこの問題を理解出来るとは期待していませんでしたが、彼は執拗に様々な治療の名前を挙げてきました。
おそらく聞き知った言葉を使いたかったのでしょう。
私が調べた限りでは、病院で行われる膣洗浄は性病などの原因であるウィルスを洗い流すことが目的だそうです。
不妊治療の一環にはありません。
そもそも膣の自浄能力を低下させる危険もあるので、病院によってはよほどでない限り推奨しないところも多いです。
それでも初めてその言葉を聞いた私は、それが出来る病院やその効能をかたっぱしからインターネットで検索したものでした。
しかし「回数足りてないんじゃないの?」という一言には。
目が点とはこのことです。
それを言った友人はさらに、「不妊、不妊って言うけど、大概が問題はセックスレスだって言うじゃん」と。
何が言いたいの? と思いました。
しかしその場にいるのは気心の知れた友人です。
皆、彼女の話題に乗りました。
「うちも最近さ〜」
「男の性欲が10代なのに対して女は40代がピークなんでしょ?」
「え? どれくらいしてる?」
「うちはね〜…」
幾つになっても下ネタはいい酒の肴です。
私としてはこの問題を下ネタにするつもりはありませんでしたが、生殖関係の話であることに違いはありません。
皆、別々に就職して別々の生活を確立して、最近ではたまに会う程度です。
学生時代と同じままではいられません。
同じ悩みを共有することなど出来ないでしょう。
それでもわかってほしいと思っていた私は考えが幼かったのでしょうか。
職場の同僚は仕事上の関係だとしても、親も、友人も、もう相談相手にはなってくれないのか、という現実を身を持って知った気がしました。
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