
初めの診察から2カ月、私は基礎体温表を持って三度目の病院へと向かいました。
2カ月ほどつけてみてわかったのは、私の体温が非常に低いということでした。
低温期は平均35.5度、高温期のピークでもでも36度かそれくらい、高温期前日の一番体温が下がる日は、35.0〜35.3度ほどでした。
また、グラフのでこぼこ加減も気になりました。
傍目から見ても低温期と高温期の二層は別れてはいましたが、どちらの期間もジグザグなのです。
基礎体温表の説明部分にある「標準的なグラフ」とは明らかにかけ離れていました。
これを見てもらえば何故不妊なのかその原因もわかってくるのでは? 素人目から見ても歪なグラフを前に私はそう思いました。
しかしそこでも、医師から告げられた言葉は予想外のものでした。
医師は基礎体温表を開き、ざっと見て一言「排卵はしているね」。
そうなんですか、思わず尋ねました。
見る限り二層に分かれているから問題無いのだそうです。
確かに無排卵と言われるグラフは横一直線、高温期と低温期の差が見られません。
私のグラフは言われたとおり、高温期と思われる山はありましたが、「山」と「谷」の繰り返しです。
また、体温の最低値がグラフに納まらないほど低温を示している点も指さしましたが、低いけど正常、との見解でした。
では何が問題なのだろう、医師の前で自分なりに考えてみましたが、そこで医師に「タイミングはとっているんでしょ?」ということを聞かれました。
タイミングとは排卵日を予測し、その日に目がけて性交をすることです。
一応二層には分かれています。
低温期から高温期に切り替わるその日が排卵日だと思っていた私は、自分のグラフが高温層に折れ曲がったその日に、いつも慌てて夫に告げていました。
排卵痛と呼ばれる腹部の違和感のある方は、タイミングを取り易いかもしれません。
しかしそれが無い私には、排卵日だと思う日もわからず、「昨日が排卵日だったんだ!」という不確かな認識を持つのみでした。
なので「一応」と答えましたが、医師は既に、旦那さんの方が問題かもしれない、という話しをされていました。
今のところ私側に問題は見られないから、夫の体の方を調べて来い、と言うのです。
その前にタイミングという言葉が出たし、その頃にはある程度不妊の知識も増えていた私は、「タイミング療法というのはどんなものですか」と質問しました。
しかし、基礎体温表見れば排卵日がわかるでしょ? と反対に聞かれました。
それはそうなのですが、素人目には結果としてそうだったとわかるだけです。
「わかると言えばわかりますけど…」何と伝えればいいのか迷っていると、だったら自分で(タイミングを)取りなさい、と言われました。
当時、その病院以外で不妊の相談をしていなかった私は、基礎体温表をつけて自分で見極めて性交する日を決めることを「タイミング療法」と呼ぶのか、と勘違いしました。
基礎体温をもとに自分なりの「タイミング療法」を続ける、そして夫の体も調べてもらう、それでも駄目だったらもう一度私の体を調べる、という方針に決まり三度目の来院も終わりました。
私が念願の赤ちゃんを授かった方法はこちら

【関連する記事】
- 排卵誘発剤を用いるメリットとデメリット
- ゴナドトロピン療法ってどんな不妊治療?
- あけましておめでとうございます!
- この4つに注意しないと排卵障害になってしまうかも!
- 人工授精〜AIHとAIDの違い
- 卵子のアンチエイジングも重要!
- 【すぐに妊娠したいあなたへ】妊娠しやすい体に体質改善をしよう!
- 人工受精が向いている人
- ピンクの呼吸で妊娠しやすい体になろう
- 妊娠カラーを取り入れよう
- 貧血を治して妊娠しよう
- 貧血と不妊症
- ルイボスティーで不妊改善
- ヨガで不妊の改善
- 子宝スポット出雲大社
- hMG−hCG療法
- ウォーキングで妊娠力UP
- ウォーキングの効果
- 不妊治療と仲間
- 排卵検査薬、排卵検査薬、超音波で排卵日を推測