
インターネットの口コミで選んだ産婦人科の待合室は、午後だというのに満員でした。
予約がいらないということは、病院側でもその日の来院数を把握していないということです。
流されるように尿検査と問診表記入を済ませて2時間後、ようやく診察室に呼ばれました。
問診表で大体のことは把握していたのかもしれないですが、結婚して2年以上経つこと、性交時に避妊はしていないことを答えると、
「なら不妊だね。作ろうと思って2年以上出来ないなら不妊だよ」医師は事もなげに言いました。
あまりに断定的な言われ様に気恥ずかしいような、自分が女として欠陥品と言われているような気がしたことを覚えています。
その後医師は、私が基礎体温表を持ってきていないことを告げると、まずそれありきだ、来る前につけて来い、という旨の話をされました。
不妊治療で問診よりも先に見られるのが基礎体温表です。
計測方法は、起床時にすぐ、舌下の温度を計ります。
起き上がったり動きまわったりすると体温はすぐに上昇するためです。
計りそびれた日は線でつながず、空白にしておきます。
基礎体温計という女性の基礎体温を計るための専用の体温計もあります。
体温を記録して排卵日予測までしてくれる優れものです。
便利だから買いなさい、とそこの看護師の方からも勧められました。
他の症状や病気はわかりませんが、こと不妊に関しては、患者は事前に自分で不妊のことを勉強し、研究し、それなりの知識をもって病院の門を叩くのが常識なのだそうです。
おなかの中の赤ちゃんの成長を見られる妊婦さん以外の女性にとって、産婦人科ほど行きにくい場所は無いと思います。
とりわけ問題が不妊であれば尚更です。
私を診察して下さった医師は男性でしたが、産婦人科医である以上、そのことは理解されていると思い込んでいました。
また、私の勝手な想像で、こうした問題はまずカウンセリングから始まるものだとばかり思っていました。
しかしその病院では、出産と診断の合間に不妊の患者も捌いていく、といった様子でした。
考えてみれば当然です。
産婦人科という名前が表すように赤ちゃんを「産」む「婦人」のための場所なのですから。
不妊の女性はおまけというか、蛇足というか、片手間に過ぎないのでしょう。
私の胸の中のモヤモヤもそのままに、医師は次にがん検診を行うと告げました。
私が念願の赤ちゃんを授かった方法はこちら

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