
今後どのように不妊治療を進めていくのかを考える指標として、AMHの検査はとても重要です。
AMHの数値を知ることは、自然妊娠から人工受精、さらに体外受精とステップアップしていく時期をいつ頃にするのかというあなたの不妊治療の長期的な流れを考えることができます。
また、体外受精をするときにどんな卵巣刺激法を使うと良いのかもAMHを元に判断していくとよいでしょう。
ですから、不妊治療を始められたばかりのあなたは、早い段階で必ず受けてくださいね。

(1)AMHとは何か?
AMHとは、アンチミュラー管ホルモンという女性ホルモンで、この数値をはかることによって、卵巣内にこれから育つ卵子があとどれだけ残っているのかを知ることが出来ます。
精子は日々新しく作られますが、卵子は数に限りがあって、生まれながらにしてその数は決まっています。
卵子の数は胎児の時にマックスを迎え、それから徐々に減っていき、35歳だと5万個程になり、50歳では1000個になって、その後閉経します。
つまり、年齢を経るごとに数は減るのですが、全員が同じ様な数になるのではなくて、人によって大きな差があるのが特徴。
なので、この検査を受けて、自分の卵巣にはどれだけ妊娠できる卵子が存在しているのかを知って、治療をどのようにすすめると効果的なのかを考える上での参考にしてくださいね。
基本的には、生理中ならいつでも測定OKですが、私の通うクリニックでは、月経3〜5日目に血液検査を行い、その数値を測定します。
そして、だいたい1週間ほどで結果が分かります。
私のクリニックでは6000円(自費)でしてくれますが、医療機関によって金額にばらつきがあるので、あなたが通っているクリニックに問い合せてみてくださいね。
(2)AMHの数値の見方
これから育つ能力を備えた原子卵胞が卵巣の中に少なくなってくると、AMHの値がだんだん低くなってきます。
そして、この値が低くなると、卵巣が年をとってきている証拠だと考えられます。
要するに、今後排卵できる時間が短いから、早く治療をしたほうが良いというサインだと考えることが出来ますね。
先生は、AMHが3を下回ると、少し落ちてきたと判断し、2を下回ると低いとみなしているとのこと。
1以下だと、とても低いという感覚で捉えていると言っていました。
ちなみに、35歳のAMHが5〜6、36歳だと4〜5、37歳だと、3〜4、38歳で2〜3、39歳で1〜2くらい、40歳だと1、1以下なら40歳以上だと主治医は言われていましたね。
私はAMHがなんと0.79という低さ。
これは、40〜45歳くらいでしょうと言われました。
かなりショックでしたが、医師からは、これはあくまで卵子の数をあらわしているだけ。
単純にいえば、排卵できる期間がどれだけあるかを調べているだけだと思ったら良いと言われました。
そして、数が少ないからといって、質が悪いわけではないことや、AMHが低くても妊娠している人はたくさんいることなど色々と説明してくださいました。
それを聞いてホッとひと安心でしたね。
よくAMHが低いと卵子の質が悪いと思っている人が多いのですが、決してそんなことはありません。
かくいう私も医師から説明を受けるまでは、AMHが低い=卵子の質が悪いと思い込んでいました。
ですから、AMHの値が低くても、卵子の質が低いわけではないので、妊娠は可能ですからあきらめないでくださいね。
ひとつだけでも質の良い卵を作れれば、妊娠につながります。
そう思って頑張りましょう。

私の場合は、不妊治療できる期間が短いということがわかったので、1つ1つの卵を大切にして、効率よく計画を立てて治療していかなければならないということがわかったので、AMHを受けて本当に良かったと思っています。
私が念願の赤ちゃんを授かった方法はこちら

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私のブログでこちらの記事を紹介させていただきました。
http://memo-funin.seesaa.net/article/382599212.html