
私は重度の子宮内膜症のため、手術を受けることが決まった頃はかなり落ち込んでいました。
そんな様子が伝わったのか、ある日医師との診察を終えて診察室を出ると、看護師さんが、「ちょっと話さない?」と声をかけてくれました。
私の通うクリニックでは、診察の際に看護師さんが1名つきそうのですが、その後、患者の様子をみてからカウンセリングしたほうが良さそうだと判断した場合には、声をかけてくれるシステムになっています。
患者さんの心のケアをとても大切にしてくれていて、私はこのクリニックの制度に何度も助けられています。
その後、別室でカウンセリングがスタート。
まず、子宮内膜症の手術を受けるにあたって私はどういう不安を感じているのかを聞かれたので、正直に答えました。
手術すること自体が怖いこと、左側の卵巣にあるチョコレート嚢腫を取ったあとには本当に正常に卵巣が機能するのか心配していること、これから始まる不妊治療への不安など、次から次へと口から出てきて自分でも驚きました。
ある意味言っても仕方のないことだと思っていたので、辛い心の内を誰にも話さずにいたのです。
でも、看護師さんは、「言っても現実は変わらないけど、心にためておくと知らず知らずのうちにストレスになって体に影響が出るからそれが一番良くないことだよ。
だから、私たちにどんな些細なことでも話してね。思いっきり愚痴ってもいいよ。」と優しく言ってくださいました。
私は今まで泣かないように前向きにと思って過ごしてきましたが、その優しい言葉に涙がとまりませんでしたね。
看護師さんは、そんな私の様子をみて、「涙と一緒にストレスも流れていくから、思いっきり泣くのは良いことだよ。」と言ってくださったので、それからは何かあったら、我慢せず泣くことにしました。
病院主催でやっているお茶会について教えて頂いて、カウンセリングは終了となりました。
クリニックで行われれるお茶会は、不妊治療に悩んでいる人や現在頑張っている人が月に1回集まって、治療のことや、愚痴や世間話など、色んなことを話しながらストレスを解消しようという会で、1回で10人程度参加しているとのこと。
子どもがいない人なら、誰でも参加出来るので、私も行ってみることをすすめられました。
私はその当時は、知識もなければ経験も浅かったので、いくかどうか迷いましたが、同じような悩みを抱えている人たちと話すときっと何か得られるものがあるはずと思って、参加しました。
開放的な感じのクリニックの部屋に、お茶とお菓子が置いてあって、それを飲んだり食べたりしながら、みんな今月の自分の治療について話したり、相談したりしていましたね。
とても話しやすい雰囲気なので、私も自分の気持ちを話したり、今後の治療についての相談をしました。
同じ悩みを抱えている人たちとは分かり合える点が多くて、本当に有意義な時間が過ごせたと思っています。
悩んでいるのは私ひとりじゃない、みんな悩みながら努力しているから、私も頑張ろうという前向きな気持ちになることができましたね。
その後、何度もお茶会に通うようになり、そのうちに気の合う友人が出来ました。
個人的にその友人とは悩み相談したり、遊びに行ったりと、今でもずっと良い付き合いを続けています。
不妊治療は、肉体的にも精神的にも大変な負担を伴うものです。
いつ終わるかもわかりません。
ですから、心のケアがとっても大切。

不妊治療を共に頑張っている仲間がいると、本当に心強いです。
ですから、今、不妊治療を頑張っているあなたも、色んなことを話せる仲間を作ることをおすすめします!
各地で病院主催のものから、個人で主催しているお茶会まで、色々あります。
気になるあなたは、あなたが通っておられるクリニックに問い合せてみてくださいね。
また、雑誌やネットにも情報が載っていますので、調べてみてはいかがでしょうか。
不妊治療のことでひとりで悩まないで、前向きに仲間と共に頑張っていきましょうね。

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