
私たちは飲み薬を使って、クリニックでタイミング療法を行いましたが、残念な結果に終わりました。
そこで、次のステップとして医師は、注射で直接卵巣を刺激して、タイミング療法を行うことを提案してくださったので、私たちも同意しました。
(1)注射でのタイミング療法とは何か
一般的にhMG−hCG療法と呼ばれており、hMGは、卵胞に働きかけてその発育を助けてくれる注射で、hCG注射は、排卵を起こすものです。
hMGの効果で卵胞が排卵に適した大きさまで育ったタイミングを見計らってhCGをうって、排卵させます。
(2)hMG−hCG療法の方法を検討
hMG−hCG療法のスケジュールですが、毎日打つのか、隔日か、量はどのくらいにするかは個人の年齢や体質に合わせて決定されますが、主なものは以下の3つです。
(A)連日注射を打ち、その量を徐々に増やしていく方法
生理3日目から毎日クリニックに通って注射を打ちます。
6日目までは1日につき75IUのhMGを投与していき、それでも卵の育ちが悪い場合には、半分の量を追加で数日間注射。
そして、卵胞が18mmになったら、hCGをお尻に注射して排卵を促します。
この方法だと、長期間注射を打たないといけないというデメリットはあるものの、打ち始めの注射の量を卵が育つギリギリの量と少なめに設定しているので、多胎妊娠のリスクは少なく安全な上、卵巣が腫れるという副作用も少ないとおっしゃられていました。
(B)連日注射を打ち、その量を徐々に減らしていく方法
生理3日目から毎日クリニックに通って注射を打ちます。
注射の量は、開始日とその次の日は1日につき225IUと多め。
3日目からは5日間連続75IUの注射を打ち、卵胞の育ち具合を超音波でチェックし、卵胞が18mmになったら、hCGをお尻にうってもらって排卵を促します。
あまり卵が育たない人には効果的ですが、デメリットとしては、最初に打つ注射の量が多いので、たくさん卵胞が育ってしまって多胎妊娠になる可能性が出てくるところです。
(C)1日おきに打つ方法
同じ量の注射を1日おきに打つので、連日打つよりも、多胎妊娠の可能性が減少し、クリニックに通う日数も少なくて良いというメリットがありますが、高齢者や排卵誘発剤に対しての反応が薄いタイプの人には効果が弱い場合もあるのが欠点です。
私たちは医師から説明を聞いたものの、素人が判断するのは難しいと思ったので、主治医に一任することにしましたが、どんな種類があって、どういう風に行うのかを知ることができたので、説明してもらえて本当に良かったと思いました。
医師が決めればいいことだからと説明を省くクリニックもありますが、やはり何でも治療について教えてくださる先生は、信用出来て良いと感じています。
結局、私の場合は卵巣年齢が低いので、多めに投与しないと薬が効かない可能性が高いため、連日注射を打ち、その量を徐々に増やしていく方法で挑戦することになりました。
(3)hMG−hCG療法私たちのスケジュール
月経3日目にクリニックに行って、診察をうけ、異常がなかったので、hMG注射をお尻にチクリ。
それから毎日hMG注射を打つためにクリニックへ通いました。
注射が苦手な私としては、何度打ってもなかなか痛みになれませんでした。
3日に1回ペースで診察があり、超音波で卵胞がどの程度成長しているかを確認していきます。
hMG注射投与7日目に卵胞をチェックしてもらったのですが、少し育ちが遅いため、追加でhMGを打ち、さらに卵胞が育つように注射で刺激。
注射の効果でかなり卵胞が大きくなった頃に、先生が「そろそろ明日あたりにhCG注射を打とうと考えているので、夫婦生活を送ってください。」とおっしゃってくださったので、そのタイミングで夫婦生活を持ちました。
翌朝、だいたい卵胞が18mm前後であることを確認して、hCG注射をうって人工的に排卵させました。
注射を投与してから、36時間前後に排卵するので、この日ももちろんタイミングをとって夫婦生活を継続しました。
そしてドキドキの判定日。
今回の結果ですが、タイミングはバッチリだったのですが、またもや残念な結果に終わりました。
私たち夫婦は期待しすぎないように自然体でいようと言っていましたが、やはりショックはとても大きかったので、私は不妊治療仲間に電話して辛い気持ちを聞いてもらいました。
すると、不思議とすっきりした気持ちが蘇ってきて、また次回頑張ろうという気持ちが蘇えってきました。

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